2021年6月、山口県の地において株式会社ブイクは設立されました。
日本は人口減少社会となり、加速度的に少子高齢化が進んでいます。環境問題、エネルギー問題、様々な経済格差の問題が日々大きく取り上げられ、SDGs(持続可能な開発目標)という言葉を聞かない日はありません。
そんな様々な社会課題がより顕在化しているのが地方です。ある意味では地方こそが「課題先進地」と言えます。
当社は地域活性化やまちづくりを中心的なテーマに据え、それらを解決するためのコンサルティングおよびそれらに関連するコミュニティマネジメントや人材育成・教育に取り組みます。
「ブイク」という社名は漢字にすると「撫育」という言葉に由来します。この言葉は本来「かわいがって育てる」という意味があり、実は山口県にはその言葉にちなんだ歴史があります。
時は江戸時代。当時の長州藩(現在の山口県)に「撫育方」(ぶいくがた)という役所が設けられました。撫育方では通常の会計とは別に蓄えられた資金を用いて特産品の開発や港の整備、運輸業などの積極的な産業振興が行われました。その結果、長州藩には多額の隠し財産があり、その資金力が明治維新の原動力となりました。
この仕組みは現在でいうところの「インキュベーション」とも捉えられます。地方から世の中を大きく変革した隠れた歴史に敬意を示して「株式会社ブイク」と名付けました。
当社がこれからの日本や地方が直面する課題の解決に貢献できるように活動して参ります。ぜひ末長いご支援をいただきますようお願い申し上げます。
代表取締役 弘中明彦
Akihiko Hironaka
1988年、山口県に生まれる。
高校卒業後に上京し、2011年に東京大学経済学部を卒業。大学卒業後は金融機関に勤め、法人営業や資産運用等の業務に従事する。
2013年に山口県にUターン。地域活性化やまちづくり、地域に関わる人材の育成などに取り組む。その過程で多くの商店街やまちづくり会社等の運営に関わる。
2021年に株式会社ブイクを設立。